ヨハネ 1:4 言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。
ヨハネによる福音書は「初めに言があった」から始まります。ナザレの人イエスこそ、神様の言葉が受肉した人物であり、神様を知るには、この独り子であるイエスを知る事以外にないというのです。この言(ロゴス)はとても大切で、その中に命があるとヨハネは述べています。これは神様の言という意味でイエス様そのものです。そのイエス様を信仰によって受け取るとき、私たちに与えられた言葉にもこの命が宿っているのです。
毎朝ラジオで医療関係の話をきいています。最近では「患者の物語を聞く医療」を興味をもって聞きました。病気の状態をみるだけでなく、その前後にある「患者の物語」を医者が聞くことによって心から治療をしていくものだったと思います。今週は「言霊と医療」がテーマです。医療の世界で「言葉」が注目されているということです。言葉の中にある「言霊」が患者の治療に必要という話でした。言葉による実験をして、薬の効き方などをためしてみると、お医者さんの言葉で治り方が違うというのです。しかし、結局はそれを語る医者を信頼しているかどうかが問われるのだそうです。
私たちに与えられた「言」は、神様そのものです。イエス様そのものです。その言葉を送りだすのは神様ですから、人は信頼してそれを受け取ることができます。私たちが送りだす言葉はどうでしょうか。その中に神様の命の言葉があるかどうか、信頼をうけて語っているか、どんな言葉をだしているかを点検してみなければなりません。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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