ペンテコステおめでとうございます。事務局に勤めていますと、教会暦をあまり気にしなくなりました。そのかわり、常議員会、決算・予算、集計表の提出、教会手帳の発行と違うカレンダーが組み込まれています。信徒のみなさんがよく「もうペンテコステなんですね」と言われていたことを思い出しました。現場の牧師の時は、「ペンテコステですよ」という感覚でしたが、この違いに驚いています。
今年も全国の教会ではいろいろな準備をしてアイデアいっぱいの礼拝を守っておられることでしょう。毎年バラのふる教会もあります。昨年は礼拝堂に鳩が飛んだとか。参加者全員で「赤」を身に付けたとか。そんなことが聞こえてくると嬉しくなります。
それでは自分の職場ではどうするか。教会の事務局ですから、やっぱり何かを考えたいところです。半数の方はクリスチャンではありませんので、この「ペンテコステ」という言葉の意味、響きなどを説明しなければなりません。と同時に、聖霊の働きは何であるか。この職場における聖霊はどんな意味をもっているか。などなど、まさにここが一つの教会のように思えてきます。
ある恩師の先生から「牧師は聖書を持ってどこでも福音を語らねばならない」と教えられました。すぐに御言葉を語ることができる準備をしておかねばなりません。その準備をしてくれているのが聖霊だよとも教えられました。いま事務局長の机には、左手のよこに聖書がおいてあります。いつでもすぐに御言葉を語る準備だけはしております。