ベツレヘムに別れをつげ、死海方面へ向かいます。これまで街でしたが、これからは雰囲気ががらりと変わります。そう砂漠地帯です。これれを見ると、やっぱりだなと思われるでしょうか。
死海へ向かうということは、海抜がどんどん下がって海面よりマイナスになっていくということです。死海は海抜マイナス500メートルと言われています。
とちゅうでヴェドウィン(羊飼い)の集落が見えます。いまでもこうやって暮らしています。彼らは特殊技能があり、石投げ(狼などを蹴散らす)が得意。足跡を見るのもすごい。いつ何が、誰が、どのように通っていったかを足跡で判断できるというのです。
砂漠の山に横線の筋があるのは、羊が通ったあとです。何千年もの間にできた道筋なのだそうです。歴史がすごいですね。ベツレヘムの喧騒から一気に砂漠へ、そしてこれより北上してガリラヤ湖へと向かいます。