私たちのルーテル教会は、ベツレヘムにあるクリスマス・ルーテル教会と交流をしてきました。広島原爆60周年祈念には、ミトリ・ラヘブ牧師をお招きし、平和を考える礼拝をもつことができました。ガラスの天使を通して、全国の教会にアピールもできました。
イエス様のお生まれになった場所「聖誕教会」から歩いて10分のところに、ルーテル教会があります。毎日5千人が世界中から「聖誕教会」にやってきます。しかし、イスラエルツアー会社のバスでさっときてさっと帰ってしまいます。誰一人パレスチナの人々と会話をすることもなく。なぜか、それは「危険な場所」と教えられているからです。
パレスチナの人々はなぜ危険な人々なのでしょうか。それはイスラエル側からの意識なのです。私たちは素通りする旅行者ではなく、そこに生きておられる兄弟姉妹と出会うことを考えてきました。8メートルの分離壁に閉じ込められた人々と、そこで宣教する教会をみて感じてみたいと思いました。これから少しずつ旅日記を書かせていただこうと思います。
パンの笛となって里帰りしたオリーブの木が、何を私たちに語りかけてきたか。少しずつお話します。