聖地といわれるエルサレム。何回いっても新しい場所に案内されます。「えっ!ほんと?」という出会いです。
今回もいくつか。一つはイエス様の母マリアの墓。ゲッセマネにある万国民教会から歩いて、ライオン門に行く途中にあります。地下深くツルツルの階段を降りていくとあります。「えっこんなところに?」という疑問がフツフツ。聖書には母マリアがどこで召天され、どこに墓があるかなんて書いてありませんから。晩年に弟子ヨハネと暮らしたと言われる場所はトルコのエフェソにありますが・・・。それもどうか。
十字架の穴発見。聖墳墓教会の中、地下に降りていく階段がありその途中に天井を見上げると・・・。そう四角の穴が3つ並んであります。ガイドさんによれば、あれがイエス様と2人の犯罪人が立てられた十字架の穴であると。私が学んだかぎりでは、十字架はそこにオリーブの木を植えておいて利用し、犯罪人は横棒だけをかついで歩いたのではなかったか。ということで穴が存在するとは考えられない。いや、どうか・・・。
アダムの墓。十字架の穴の下にアダムの墓がある。へええええええええ。あのアダムですよ。でも西洋絵画の十字架の絵にはその足元にどくろが描いてあるのは、このアダムの墓のことだって・・。へえええええ。
最後に、ユダがイエスを裏切って銀貨30枚でイエスを引き渡した場所にある柱。まあ、ゲッセマネの裏ですからそうかな~なんて。いろいろありますエルサレムです。
私たちは聖書に書かれていること以外は想像するしかないのですね。でもその聖書とぴったりくるところを発見した時は目からウロコです。エルサレムでは2つ。最後の晩餐の部屋とペンテコステの部屋は同じ部屋。神殿のあった場所は、アブラハムがイサクをささげるようにいわれた岩の上。そうかという驚きでしたね。