イスラエルがパレスチナ自治区に建設した検問と分離壁です。エルサレムへの道も分断されました。テロ防止などの理由により建設されたとのことですが、この壁によって分断されたものは「平和」そのものではないかと思います。
検問はガザでの出来事によりさらに厳しくなりました。パスポート所持でも厳しいのに、忘れてきたらもっと大変。パレスチナの人々が通らされる、さらに厳しい検問を通ることになります。(じつはこれも体験できました。貴重な体験でしたね)
壁の内側には落書きがいっぱい。落書きというより、心の叫び声のように見えました。私たちの旅の目的は、この分離壁の前でオリーブのパンの笛演奏することでもありました。分離壁の前で演奏された「ピースフル・ウインドウ」をききながら、壁の上にある青い空を眺めていました。やっぱり神様が創造された空までは分離できないのです。
私たちもこの分離壁に心の叫び「落書き」を記してくればよかったと思いました。いつかはなくなる、破壊される壁なのですから。そう信じています。