分離壁見学のあと、難民キャンプに訪問しました。どうもこの日は、前日から続くストライキのためすべてがお休みの様子でした。国連の事務所へいったのですが・・・。しかし、案内してくださる方が待っていてくださり、難民キャンプの歴史といまをフィールドワークしてくださったのです。
ちょうどガザの銃撃戦がおこったようで、ニュースではその話がずっと流れていました。これはまた大変!きっと何か始るなとおもっていたら、案の定その日から検問がさらに厳しくなってしまいました。しかし、私たちは壁の中におり、パレスチナの人々といま共に生活し迎え入れられているという安心感がありました。
難民キャンプでは、いまは回転扉だけが残され、テント生活を強いられていた人たちによってつくられた街がそこにありました。歩きながらN先生が子どもをみつけ、オリーブのパンの笛演奏がはじまりました。すると家の中から次々と子どもたちがでてきて、一気に野外劇場となりました。演奏のお返しは、素敵な歌をきかせていただきました。ほんのわずかな時間でしたが、難民キャンプの一部と触れ合うことができました。
←これが、一家族に与えられたスペースで 9m四方しか与えられなかったそうです。どうみてもただのコンクリートの箱にしかみえませんでした。この中にどのくらいの人数が生活しておられるのでしょうか。