ベツレヘム観光後、グループの皆さんをさそって野外演奏に出かけました。2006年に訪問した時より、街は落ち着いていました。あの頃は自爆でなくなった青年たちのポスターがあちこちに溢れておりました。すれ違う人たちも笑顔はありましたが、どこか殺気があったような気がしていました。ところが今回は笑顔が多くみられ、殺気は感じませんでした。壁内の閉鎖状況にありながら、そこで「創造」していくこと「希望」を少感じていました。
野外演奏の場所は、あらかじめ私の中にありました。カトリック教会修道院前の階段。遠くに羊飼いの野原もみえます。まずはここでと。演奏を聴きながらふとみると、そこにオリーブの木がありました。私たちの旅は、この場所からAN先生のパンの笛演奏ではじまりました。曲は「寂しい羊飼い」。パンフルートの音色を世界に知らしめた名曲中の名曲だそうです。