AVACOのクリスマス講習会に参加しました。「子どもに伝えるクリスマスのはなし」というテーマでの講演です。なんと2時間半という時間が与えられ、それだけの内容を用意することの大変さを感じました。毎年いくつかの講演を頼まれるのですが講演時間の長さは違います。30分もあれば、2時間半もある。いつかは2時間を2日間行うということもありました。
講演の時間配分を間違うと大変なことになります。結論までいたらない講演。内容がなくなって早く終わってしまう講演。時間をもてあましてダラダラとなってしまう講演。質疑応答で時間調整をしようとしても質問がなにも出ない講演。答えられない質問にタジタジとなることも何度もあります。しかし、その時は祈るしかないのだと思うのです。
講演のときも、お話を考える時も、基本は「起」「承」「転」「結」がきちんとしているかです。講演準備をするときに。まず大きな紙にこの「起」「承」「転」「結」を書きます。そこに自由に書き込んでいくのです。とくに「結」の部分は先に書き始めます。この講演で何が一番伝えたいかを理解するためです。それを中心にして、説明があったり、展開があったりをかんがえていくのです。じつはこのような作業はとても大好きです。一番伝えたいことを、一番わかりやすく伝えるための工夫を考えることが好きなのです。
子どもに伝えるはなしも同じだと思います。神様のみ言葉の答えはある。それをどのように分かりやすく伝えることができるかです。教えるという立場ばかりで話すと伝わらない。伝えるための工夫はいくらでもある。しかし基本は「起」「承」「転」「結」にある。そんなこと考えていたら、人生も同じだなと思いました。