広島女学院大学の人権週間「特別授業人権セミナー」に招かれ、パレスチナオリーブ・パンの笛の話をさせていただきました。2人の娘がお世話になっている学校でもあり、理事でもあり、協力会会長でもありということではなく、パレスチナに生きる子どもたちのメッセージを通して人権と平和そして希望について考える時を持ちました。また、分離壁建設のために倒されていくオリーブでつくったパンの笛の演奏も聞いていただきました。みな真剣に耳を傾けてくださり感謝でした。
400名を越える女子大生を前に講演です。とても緊張するかなと思ったのですが、パンの笛の音色と共に、なんとか緊張もせず講演をさせていただきました。45分と90分。短いような長いような。それでも画像を交えての話しと、コンサートは学生さんたちの心に深く受け入れられたみたいです。たくさんの感想をいただきました。
「夢がある。でも外に出られない。それでも夢を捨てずに『希望はある』と信じて医者をめざす女の子に心が締め付けられる思いがしました。私は、今の自分に不安ばかりで悩んでいるのに彼女達の不安に比べたら、小さなことだと感じました。『希望』は平和になれば必ず見える。私も彼女に負けられないです。」「絶望の中で希望を見つけるには、希望を創り出すことで、”クリエイト”することだという言葉がすごく印象的でした。笛の音色もすごく心地良かったです。」「パンフルートの音色がすごく心を安らげてくれました。ともに私が平和であることに喜びを感じ、涙が出そうになりました。希望を創り出すという言葉にも深い意味があることに考えさせられました。」「本当の平和って何だろうか、と考えた。GOD WILL DESTROY THIS WALL!!」
今年の広島女学院大学の人権週間テーマは「隣人とともに生きる。~いのちと尊厳を見つめて~」でした。パレスチナに生きる子どもたちの「いのち」も、私たちの「いのち」も変わらなく大切なものだということを考えながら講演は無事に終了しました。