ルカ 1:28 おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。
クリスマスおめでとうございます。
なんと美しい言葉でしょうか。イエス様の母となられたマリアは世界一の幸せものです・・・。本当にそうでしょうか。私たちからみればとっても幸せ者です。ところが、本人にとってはそうではなかったとしか言えません。
実はこのことは処女マリアにとっては、ある意味で「痛み」でした。結婚前に子供が与えられたのです。婚約者の知らないところで身ごもってしまった。誰も信じてくれない方法で。マリアにとっては「深い痛み」となったのです。このため。マリアはこのあとこの出来事のために悩み苦しみます。結婚も諦めたことでしょう。一生この与えられた子供と生きる決心をしたかもしれません。しかし、それでもなお彼女はそれを我が身に引き受けたのでした。この痛みこそ「聖なる痛み」です。あのイエス様が十字架の上で受けられた「聖なる痛み」と同じものだと思います。
なにが「おめでたい」のでしょうか。イエス様をみごもったことでしょうか。もちろんそれもあるでしょう。しかし、本当におめでたいことは「主が共におられる」ということです。これにまさるものはありません。私たちも毎日「おめでたい」のです。なぜなら主が共におられるのですから。マリアの受けた「聖なる痛み」が私たちを今宵クリスマスに導くのです。
本日は事務局はクリスマス休暇です。ロスから送られてきたクリスマスツリーの画像もどうぞ。