箴言 2:6 知恵を授けるのは主。主の口は知識と英知を与える。
「箴言」は、旧約の中で「ヨブ記」「コヘレトの言葉」と同じ知恵文学に属する書物です。聖書の中での「知恵」とは、人間がこの世で賢く生きていくために必要な生活術や能力のことを意味します。私たちの生活の中で出会う困難や試練にたいして、それを解決していく知恵を箴言は教えています。
年末年始をゆっくり過ごし、昨日飛行機で東京に帰ってきました。朝一番の飛行機ならゆっくりできると思い予約しておきました。ところが、飛行機は満席の状態でした。しかも子どもを連れた家族が多く、機内は大混雑でした。最近ですが、機内での子どものマナーの悪さが目につきます。しかし問題は親の態度です。注意せず、ほったらかし。まわりはとても迷惑しているのがわかります。客室乗務員さんが気をつかっておられるのが痛々しいかぎりです。その中で昨年であった若いお母さんを思い出しました。その方は乗ってすぐにまわりの方に「子どもが迷惑をかけるかもしれない」と挨拶され、降りるときも感謝の言葉をのべておられました。この一言でどんなにすくわれたことか。知恵とはそのようなものだと思います。
箴言は知恵の書です。私たちが生きて行くうえで大切な知恵は、神様が授けてくださいます。また「主の口は知識と英知を与える」と教えています。これは主のみ言葉のことです。今年もこのみ言葉の上にたって、与えられた務めを全うしていきたいと思います。新しい1年もよろしくお願いします。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>