ゼファニア 3:9 わたしは諸国の民に清い唇を与える。彼らは皆、主の名を唱え一つとなって主に仕える。
ゼファニア書の最終章は、エルサレムに対する審判の告知と、それにたいする回復について述べられています。多くの国々に、イスラエルの民は滅ぼされてきました。神様の御心は、エルサレムの支配者たちは悔い改めるものと期待しておられました。ゼファニアは、その期待は裏切られたといいます。神様はエルサレムの支配者ではなく、民に清い唇を与ええることが救いの回復だというのです。
東北関東大震災から12日がたちました。人命救助という緊急活動から、生活支援へと災害救援の内容が移ってきました。ルーテル教会でも救援物資をよびかけ、多くの教会から物資が送られてきています。教会のネットワークの強さを感じています。もうひとつのネットワークは「祈りによる支援」です。全国のルーテル教会では、この日曜日、また各教区総会で、式文委員会で作成された「特別の祈り~東北地方太平洋沖地震東北関東大震災被災を覚えて」を用いて祈りがなされました。心を一つにして祈りあう。今回の救援活動の中心に祈りがあることに感謝したいと思います。救援活動は短期で終わることはありません。長期支援を視野にいれながらの活動となります。その時にルーテル教会は「み言葉と祈り」で一つになって活動することができます。
ゼファニアは「彼らは皆、主の名を唱え一つとなって主に仕える」といいます。神様を求めることで一つになるというのです。私たちのルーテル教会もまた、「み言葉と祈り」によって一つになっています。この一つが、救援活動を支えていくものとなります。活動の中心に祈りがある。そのことを覚えて自分ができることで仕えていきましょう。
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