東方関東大震災の被災地・仙台に先遣隊として派遣されて4日目になりました。これまで、多賀城市、名取市の被災地に訪問させていただきました。今回の大震災は広範囲にわたって、被害の大きさははかり知ることができません。被災地の現状を知れば知るほど、圧倒されるばかりです。
今回の震災の被害はひとつの特徴を感じます。地震による被害も多くありますが、津波被害の被災地はすべてが破壊され、瓦礫の山の中に車が散乱していることです。波に流された車の多さがなぜ目立つのだろうと考えています。地震の被害しか考えてなかったので、崩れるという感覚でした。しかし津波はすべてを破壊し、瓦礫の平原の中に、車が目立っているのかもしれません。
ただ、これからです。いったい何ができるか。まだみつけられずにいます。緊急支援が始まって10日以上たち次の支援に移る頃だろうか、いやまだ緊急支援さえもまだ行きとどいてないところあります。地域によって支援の在り方が違う。避難所ごとで対応が違うのです。それをどこが把握しているか。市全体が壊滅的被害を受けているので、統括するところの機能がまだ整備されていないのかもしれません。ただ、緊急に必要なボランティアは、瓦礫の整理と家の泥出しです。そこにはボランティアを派遣できます。私たちの先遣隊はその先のつながりを求めています。一体何ができるのだろう。
明日もまた、被災地である塩釜市にいきます。まだ救援物資が届かないという情報も、いきわたっているという情報もあります。現地にいってニーズを聞かねばなりません。先遣隊としての役割である、何ができるかの提案を模索しています。この大震災はあまりにも大きすぎて、まだまだ現地を歩きまわっているところです。