宮城県仙台にあるルーテル支援センター「となりびと」に派遣されて11日目です。昨日やっとお風呂に入る時間が与えられました。銭湯はあるのですが、行く時間がなく洗面所で髪を洗うのが精一杯でした。それでも少しずつ体制はととのいつつあります。
今朝のことでした。早朝6時に留守番電話が入ってました。市ヶ谷会館の掃除のおばちゃんからでした。毎朝事務局に出勤する時間にかけてきてくださったのです。短いメッセージでしたが、とても感動しました。その留守録は「先生、お疲れさん。長いね。おばちゃん」。たったそれだけの言葉でした。しかしその声に涙がでるほどうれしかったのです。こんな素晴らしい激励の言葉をいただけるとは思いませんでした。私のこの働きを覚えてくださっている方がいる。それは掃除のおばちゃんだけでなく、全国のみなさんの祈りの声が聞こえてきたのです。
今日は仙台教会で礼拝をもちます。いまここにいるすべてのボランティアが礼拝に参加して下さいます。仙台教会の信徒の方々と共に祈るひとときをもちます。この活動の中心に毎週の礼拝があることが、ルーテル教会の救援活動のありかただと思います。
この1週間、スタッフをはじめボランティアは、できることをできるだけして被災者の方々とであってきました。この出会いがこれからの絆です。泥かき清掃は、泥をかいているだけでなく、泥の中にうもれてしまった人々の絆を掘り起こしているのです。どうか今後の活動がこの絆の上に立ったものでありますように。
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