ルーテル救援が応援している「すみちゃんの家」は東松島東名地区にあります。その途中に野蒜小学校があります。20名の生徒が犠牲になりました。あの日津波が少し落ち着いたとき、すみちゃんは大急ぎで孫をつれに小学校へ行かれたそうです。そしてそこに避難することになりました。暖房も何もなく、雪の降る中3日間、ずぶぬれになったまま過ごしたそうです。お年寄りもおられ、よくあの状況で生き延びたと話されていました。
お話をききながら、ブルブルと震えておられるのがわかりました。「あの時の状況を話したり、思い出したりするとブルブル震えるのよ」と涙をいっぱい目にためて話してくださいました。心の中に深い傷をおったまま、いまできる復興を目指しておられます。
この地区に人々に帰ってきていただきたい。その思いからグループホームを再建(津波被害は大きかったが)。まずはデイケアからはじめるそうです。その再開のために、ルーテルボランティアチームは今週花壇つくりをしました。神様がおつくりになった花が人の心を慰めていきます。