甲府にある「なでしこ保育園」に招かれて講演をしてきました。なぜ甲府?実はAVACO主催のクリスマス講習会で話を聞いて下さった保育士さんが呼んでくださったのです。講習会のあと「ぜひうちに先生全員に話をきかせたい」と、園長先生に直訴されたとか。うれしい限りです。言い忘れましたが、講演のテーマは「子どもに伝えよう聖書のはなし」でした。
昨年出版した「神さまのおべんとう箱」は、これまでの子ども説教の集大成でした。その本を出版するにあたり、これまでの子ども説教の作り方をまとめ理論編を書きました。理論編といっても、作成過程で考えてきたことをまとめたのです。その原点は、神学生のとき教会学校の子どもに言われた「先生は自分の話を自分できいて面白い?」でした。自分自身が福音を受け取っていなければ子どもに福音を伝えることはできません。福音を教えるのではなく伝えることが大切だとも学びました。その中で、クリスチャンでない先生方が語ることについて、御言葉に真剣に取り組み、そこから与えられたメッセージを語る時、そのお話は神様が語ってくださる。先生方は神様の道具として、信じて、祈って、堂々と語ることが大切だと話しました。安心して、福音の楽しさ、喜び。愛を語って欲しいともお願いしました。
いまどこの幼稚園でもクリスチャンの先生を探すのは大変です。しかし、先生方はみな、神様に導かれ、招かれてキリスト教保育に携わっておられるのです。この園で働いているのも神さまの計画の中にある出来事なのです。そのなかで、与えられた機会をチャンスと思って語って欲しいと話しました。
子どもたちに福音を語ることができるのは、神様からの大きなプレゼントです。いくつかの訓練は必要かもしれません。しかし、御言葉を語ることを恐れないでほしいと思います。神様が多くの保育園、幼稚園の先生を用いておられるのです。