ヨハネ 3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
聖書の中で最も有名な箇所です。キリスト者が選ぶ心の聖句の1番に、この御言葉があります。イエス様がこの世にきてくださった意味は何か。神様が、その御子イエスを私たちの救いのために送ってくださったというのです。しかも十字架の死に渡されることによって、私たちの罪がゆるされたのです。ここに神様の深い愛があるのです。
昨日、被災地で51回目の誕生日を迎えました。ボランティアにきていた多くの方々や、石巻社協の方々、被災地の方々に「ハッピイバースデー」を歌っていただきました。とくに女子高生から「38歳にしかみえない~」と言われ、それが一番の嬉しいプレゼントでした。仮設におられる被災者はとても悲しい現実を背負っておられます。いまは表面では元気そうですが、背負っておられる悲しみの大きさゆえにあえて明るく生きておられるようにも見えます。そんな中で誕生日をお祝いしていただけました。共に喜ぶことができることをひとつひとつ探していくことも復興への道です。みなさんが本当に心からお祝いしてくださった中にある、大きな悲しみを忘れないようにしたいと思います。それくらい大きなお祝いをいただきました。
神様は御子イエスをこの世に送ってくださいました。そこには「十字架の死」という御計画もありました。私たちの救いは、神様の深い愛、それは深い傷によって成り立っているのです。神様の愛の深さゆえに、イエス様の十字架があります。深い悲しみ、痛みの中にある愛こそ私たちが生きていくために必要なものだと思います。