マタイ 28:20 わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。
イエス様が弟子たちを派遣され、天に昇られる前の最後の言葉です。この地上で会うこともできないイエス様の言葉は約束になっています。天に昇っていくが、最後まであなたたちと共にいるという約束です。この約束ができたちを勇気づけたのです。共にいてくださるということがどれだけ弟子たちに力をあたえたことか。それはその後の弟子たちの宣教をみればわかることです。
「ルーテルさんはいつまでいるの?」。これが最近よく聞かれる言葉です。震災後半年を迎えようとしています。多くのNPO,NGO団体が帰っていきます。緊急支援は3ヶ月ということを決めている団体もおおいです。いろんな意味があります。いつまでも一緒にいて支援を続けると被災者の自立を妨げるとか。資金面でこれ以上活動できないとか。これからは長期戦になり、目的がしっかりしていること、資金力があること、人がいることが大切なポイントかもしれません。そんな中でルーテル支援は3年という期間を決めました。ルーテル教会として大きな覚悟を決めたということです。「3年はルーテルいます」と答えると、被災者のおばちゃんたちは涙を流して喜んでくださいます。大きなことはできませんが、寄り添い続けていくことがルーテルの使命だと思います。
イエス様は「世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と約束してくださいました。この御言葉が私たちを力づけます。人はみな去っていくかもしれません。しかしイエス様は永遠に共にいてくださるのです。共にいて下さるイエス様がおられるから、私たちはこの世でしっかり生きていくことができるのです。