「いまの自分はどのような存在なんだろう」という問いかけがラジオから聞こえてきました。自分を客観的にみるというのは大変難しいことです。しかし、自分のいまを知るためにある実験をしているという内容でした。そのパーソナリティの実験が「毎月1日はYESの日」だそうです。
「YESの日」とは、その1日はすべてに対して「YES」という日だと決めているのです。頼まれごと、お願い事、仕事にたいしても。すべてを「YES」と肯定する。そんな日を1日過ごしてみると自分が少しわかってくると言っていました。たいてい7割しかできないそうですが、そうすることによって自分が何に対して抵抗しているかがわかると言うのです。逆にすべてが「NO」の日にしてみたら、とてもいごごちが悪いようです。
さっそく自分もやってみました。やっぱり7割ですね。しかし少し積極的に仕事ができました。やらねばならないと思うと気持も暗くなってしまいますが、やると決めれば一歩前へでるのです。また、それがなぜ「YES」といえないかを考えると、自分がとらわれているものが見えてくるものです。
「YES」の日、「NO」の日。ちょっと興味をもってやってみたのですが、結構難しいものでした。私たちはあいまいな決定ということをします。それはそれでとてもよいこともあります。和を保っていくことも大切なことだからです。しかし、その中で「YES」と「NO」をはっきりさせておくことも大切です。この両方をよく知っていることが賢い生き方なのだと思います。信仰に対しては「YES」しかありませんが。