マルコ 1:2 見よ、わたしは使いをあなたの先につかわし、あなたの道を整えさせるであろう。
マルコは「わたしは使いをあなたの先につかわし」という言葉で、バプテスマのヨハネの登場を書いています。イエス様の登場に先駆けて一歩前を進むヨハネの存在を示しています。このヨハネは、イエス様の道を整える使命を与えられていました。イエス様の登場の一歩前を進みながら、その道筋をはっきり示すことによって福音へと人々を招いています。その道筋は悔い改めでした。
ロスアンジェルスのビーチでは、多くのサーファーが波乗りを楽しんでいます。朝と夕に大きな波がくるらしく、午前4時くらいからサーフィンをしている人も見かけました。ビーチには海に突き出た長い橋げたがあり、サーフィンをしている人を上から見ることができます。すると、波に乗るといっても波の頂上に乗るのではなく、その少し前の波がせりあがってくるところに乗るのかなと思いました。その波の少し前のところに乗るために助走というか、タイミングにあわせるために一生懸命に漕いで波の前にでているようでした。それを見ながら、成長の頂上にいるのではなく、その一歩前にいなければ前に進むことはできないのだなと考えさせられました。
教会の季節はアドベントを迎えます。クリスマスにむけての準備期間として悔い改めのときを過ごします。イエス様が来て下さる一歩前のこの季節は、1年を振り返りイエス様が示された道を歩むことができたかどうかを自分に問う季節です。大きな救いの出来事であるクリスマスを迎えるにあたって、悔い改めの波に乗りたいなと思います。
(23~25日まで中国地方で震災救援報告のため出張します。音声朝礼はお休みとなります)