ヨハネ 1:40 ヨハネの言葉を聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。
今日は使徒アンデレの日です。アンデレはガリラヤの漁師でした。お兄さんは使徒ペトロです。初め洗礼者ヨハネの弟子であったアンデレは、イエス様が通りかかったとき、ヨハネが「見よ、神の子羊を」(ヨハネ1.36)と言ったのを聞き、その晩はイエス様と過ごしました。翌日、兄弟シモン・ペトロをイエス様のところに連れていきました。この働きは「アンデレ伝道」といっていまでも教会で継承されています。イエス様はペトロとアンデレを「人間を漁る漁師にしよう」といって、網を打っている2人を弟子として招かれました。彼らはすぐに網を捨てて従っています。
聖書の中でアンデレが登場するのは、イエス様がパンを増やす奇跡をなさった場面などが有名です。とても目立たない弟子ですが、ペトロをイエス様のもとに連れていったことなど思慮深い性格が現われています。伝承によれば、イエス様の昇天後、ギリシャのパトモスで宣教し、そこでX型の十字架にかけられて殉教したといわれています。
いま教会の信徒に求められていることは、信徒の一人が一人を連れてくることだといわれます。しかし、あえて言わせていただけるなら、連れて来たくなる教会であること。魅力的な説教が語られていること。福音の喜びを感じる教会であることかなと思います。イエス様だからアンデレはペトロを連れていったのです。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>