最近の我が家での出来事です。娘たちも自立し始め、現在三女との3人家族となりました。親としては少しさみしいかぎりですが、これもしかたのない人生の流れだと受け止めています。五人でわいわいガヤガヤと鍋をつついていた頃がとても懐かしいものです。
3人家族になったからといって、静かな家族になったかといえばそうでもありません。ただ長女が深夜まで観ていたテレビの音がしなくなっただけでしょうか。3人でもかなり楽しくやっています。というのも最近の我が家のブームは「皿洗いじゃんけん」です。食事が終わったあとにじゃんけんをし、負けた人が食器の片付けをするというものです。ただいま6連勝中です。三女は4連敗中。これがことのほか楽しいイベントになりました。単身赴任が3年あったせいか、家族が集う楽しさを感じています。やはり、食事を共にして毎日のことを語り合うことが家族の絆を深めていくのだと思います。
東日本大震災救援中に思ったことは、家族の絆でもありました。突然家族を天に送らねばならなかった方々。仮設住宅で一人で過ごしておられる方々。やりきれない夜を迎えておられるのではないでしょうか。私も単身赴任中の夜、一人で過ごす時間ほど辛いものはありませんでした。テレビをみることで時間は過ぎ去っていきますが、やっぱり寂しくてしかたなかったことを思い出しました。被災地では夜の寂しさを埋めることができるでしょうか。やはり家族、仲間、集いが大切な事のように思えます。
聖書には「私たちは神様の家族」という言葉があります。私たちキリスト者は、この世では再び会うことはできない家族とも、イエス様を中心とする家族です。だから必ず神様の国で再会できると信じています。そこに希望をおくことができればと思います。単身赴任中の土曜日、あの夜の寂しさを思いだしつつ家族が集まることの希望が自分をさせていたことに気がつかされました。