マタイ 4:4 人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。
イエス様は洗礼を受けてのちのすぐ、悪魔から3度にわたって誘惑を受けられました。イエス様の活動が始まる前に、イエス様は神の子であるということを明確にしめしたものです。最初の誘惑は、40日間の断食で極限状況にあったイエス様に、人を生かすのは食べ物かどうかを問うたものでした。イエス様の答えは、食物は神様から与えられるから、神様を信頼し、その御言葉をいただくことが重要であると示されたのです。
テレビのインタビューで政治家が「政治はコミュニケーション」と言っていました。そしてコミュニケーションのためには「言葉をもたない政治家はだめだ」と。確かに言葉をもたない人が多くなってきています。外にむけて言葉を発することは大切です。その時感じたこと、考えたことを自分の言葉として語る。これがないと政治家も牧師もコミュニケーション能力不足と言われます。言葉を持つということは、ダラダラと話すことではなく、自分の意思を伝えることです。牧師にとっては信仰を語ることです。教会の中に生きた言葉が語られているか、生きるための神様の言葉があるかが問われています。
イエス様は「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と言われました。人が生きるのは食べ物だけではない、神様の言葉が人を根底から支え生かしていると言われたのです。今日は仕事納めの日です。今年最後の朝礼となります。この朝礼で、人を生かす言葉をいただいてきたか、人を生かす神様の言葉を語ってきたかを振り返っています。毎朝ここで行われる朝礼が新しい年も私たちを生かす神様の言葉となるようにと願っています。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!> 今年最後の音声朝礼です。新しい年は2012年1月5日からはじまります。よろしくお願いします。