1コリント 13:8 愛は決して滅びない。
ローマ・カトリック教会・女子パウロ会のホームページには「聖人カレンダー」というものがあります。今日はもちろん「聖バレンチノ(バレンタイン)司祭殉教者の日」となっています。聖バレンチノについては「ローマ皇帝クラディウスのキリスト教迫害下にあって、バレンチノはローマの司祭として熱心に宣教し、苦しむ人、貧しい人、病める人を助け導いた」とありました。彼の殉教は「宣教をやめさせるように命令を受けたローマ判事アステリアは、目の不自由な娘がバレンチノの祈りによって治ったことから、家族全員で洗礼を受けキリスト教徒となった。そのため皇帝はバレンチノをはじめアステリアらを処刑した」のだそうです。それで今日が聖人バレンチノ(バレンタイン)の日となったのです。
つづけて「中世になると、バレンチノの記念日に異性に愛の告白のカードを渡す慣習が広まり、恋に悩む人たちがバレンチノに取り次ぎを願った」とありました。このあたりが、「バレンタイン・デー」の起源のようです。女子パウロ会は続けて以下のように記しています。「現在までその習慣は受け継がれたが、日本では1960年前後からあるチョコレート会社の商業戦略によって『バレンタイン・デー』として、手紙の代わりにチョコレートを贈ることがブームとなっている」と。ブームはいいのですが、この日の本当の意味を知ってほしいと思います。
パウロは「愛は決して滅びない」といっています。これは人間の愛のことではありません。この愛は神様の愛、十字架の愛のことです。神様が私たちをいかに大切にしてくださっているか。しかもその大切は決して滅びないと教えているのです。愛とは何か。神様の愛とは何かを考える1日でありたいものです。
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