今週29日に川崎から2ヶ所へ引越しをします。熊本の大江に家財道具のほとんどを送ります。川崎に残る家族のために、必要最低限の荷物をおいておきました。あとは2年後に家族が熊本にやってくるのを待つ予定です。単身赴任も少し慣れてきました。本当は慣れてはいけないのでしょうが。
引越しのたびに荷物が少なくなり、荷物を持ち過ぎていることをいつも考えます。荷造りのたびに「これって必要なものかな」と。「いつか必要」と思っていると捨てられません。「まだつかえる」これはもっと捨てられません。「もったいない」これにいたっては点検が必要です。そんなことを考えていると開かずの段ボールが多くあることに気がつきました。これは3回前の引越しからずっと開けられていないものです。ということはもう15年も使われてないものです。中身は何がはいっているのでしょうか。恐る恐る覗いてみました。すると「アルバム」「教科書」「手紙」「いただきもの」の数々でした。これは思い出の品物です。それに陶器、茶碗、台所用品。さらには洋服の数々。いつかは処分するべきものですが、これをずっと持ち歩いているのです。まるで荷物を引きずっているヤドカリのようです。
本当に必要なものは何か。私が生活するなかで必要なものはそんなに多くはありません。しかし、ついつい持ってしまいます。これって神様に委ねることができないからなのかと思います。必要なものは神様が与えて下さる。不必要なものは与えられない。だから神様から与えられるもので生きていきたい。そう考えますがやっぱり持ってしまうのです。これが欲望なのでしょうか。
今回の引越しは思い切ってと考えましたが。やっぱりもったいないので段ボールのままにしておきます。きっと開かずの段ボールがまた増えることになるでしょう。これをいつ処分するのか。少しずつ減らしていければと思います。目標をもって身辺整理をしていかないと、引退までに間に合わないかもしれません。