宇土教会に行く途中に大好きな全国チェーン店の中華料理レストランがあります。毎週火曜日には必ず寄ることにしています。なぜそこのレストランが好きなのか?早い、安い、美味しいだけでなく、全国チェーンでありながらそこにしかない料理とサービスがあるからです。
ルーテル教会を「人気のない全国チェーンのレストラン」と言われた方がありました。みな笑って聞いていましたが、私は「その通り!」と声を上げてしまいました。事務局長として多くの教団・教派を知ることができました。ルーテルはすべてが平均で、整えられていて、こんなにちゃんとして整っている教団は他にはありません。牧師給与制度をはじめ整えられすぎています。つまり、ルーテル教会はどこへ行っても同じなのです。これは素晴らしいことです。教会堂、牧師館、一通りのものはそろって、しかも同じ式文をつかって同じ礼拝をおこなっています。じつはそこが人気のないレストランなのです。ある程度のものはそろっているが、「これ」というものがないのです。
さて大好きな中華レストラン。ここにはグランドメニューはありますが、その店でそこにしかないものを提供しています。また1時間働けば食べた料金がタダになるとか。学生は好きなだけごはんお代わり自由とか。とにかく楽しいのです。全国チェーンでありながら個性を認め、自由な発想で人を呼んでいる。ルーテル教会もそのようにならないかなと思っていました。
さて、それでは大江教会の「これ」は何でしょうか。ここにしかないもの。それは信徒の一人一人の賜物、九州学院、大江地域、そして立野という牧師。大江教会のここにしかないものは豊かなものです。これを十分に生かして宣教することが求められています。これからどんなメニューを提供しましょうか?どんなサービスをはじめましょうか。どうせならワクワクできるものを一緒に考えませんか?千人礼拝を目指して。