雅歌5:1 「友よ食べよ、友よ飲め。愛する者よ、愛に酔え」
雅歌は「歌の中の歌」「最も素晴らしい歌」と呼ばれています。この書物はユダヤ人がもっとも大切にしている過ぎ越しの祭りで朗読されます。ところが内容は男女の恋愛を歌ったものです。若者がおとめに「見よあなたは美しい」と何回も訴えています。ただなぜこの雅歌が旧約聖書にあるかは、いまでも疑問です。深い霊的な意味があると思います。ただ「愛する者よ、愛に酔え」という表現は素敵だなと思います。
ドイツ・ブラウンシュバイク領邦教会の一向が日本を旅した時がありました。私は広島でのお世話担当でした。この旅では平和公園を「本当の平和」というテーマで、爆心地、ドーム、本川小学校(はだしのゲンの母校)、原爆供養塔、韓国・朝鮮人原爆慰霊碑、貞子さんの碑をめぐりました。新しい視点からの平和公園ツアーにドイツからのお客さんたちも感激してくださいました。そこでアウシュビッツの話もしながら、被害だけでない戦争をもう一度見据えてきました。
さて、そのような旅でも夜は「おこのみ焼き」を食べました。みんな大喜びでした。しかしそのあとが凄かったです。次の店はビアホール。さすがドイツの方々、ビールの飲み方が違いました。どう違うか。楽しいのです。ゆっくり話して、乾杯して、また話して。交わりがこんなに楽しいとは。食べて飲んで・・・。しかし、これが愛に酔うことかなと思いました。交わりの楽しさに酔った気分でした。
同じ信仰をもつ私たちが、ひとつのテーマにそって時間を共有し、食べて飲む。言葉をなんとかつなげようとする努力。これもまた交わりの豊かな恵みでした。同じ信仰を持つ者同志が集う交わりは、楽しく有意義なものであるためには、一つにまとまることだと思います。私たち教会の一つのテーマは、「神様に仕える」です。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>