ヨハネ17:21 すべての人を一つにしてください
ヨハネによる福音書でイエス様は、最後の晩餐の時弟子たちにむけて決別説教をされました。十字架の出来事の前にどうしても弟子たちに語らねばならないことを話されたのです。その後、イエス様は祈られました。父と栄光が顕れるようにと祈られるのです。その中で、父と子と弟子たちが一つになるようにと祈られました。十字架の受難の前に弟子たちに「ひとつに」という言葉を何回も語られたように、祈りでも繰り返されたのです。
掃除のことで面白いことを聞きました。ひとつの部屋を掃除する上手な方法があるというものです。それは毎日5分ずつ場所を決めてやることだそうです。月曜は床、火曜は台所、水曜は・・・と。これにて一週間で部屋は奇麗に保てるといいます。このやり方は大きな仕事も、自分でする仕事も同じような気がします。教会の仕事は、皆が役割を分担しながら一つのことをやり遂げていくことです。自分の中でも分担しながらやっていくことができるのです。その基本は「神様の働き」を協力・共働していくことだといえます。それぞれが賜物を持つよってすべてが整えられる。これが一つになる教会だといえます。
イエス様は「すべての人を一つにしてください」と祈られています。しかし、どうやったら一つになれるのでしょうか。それは「基本・起点」をきめることです。私たちは「神様の働き」というこの一点さえ見失わなければ一つになれます。それは教会の中でも、家族の中でも同じことです。「神様の働きに参与する」という原点を確認することです。
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