ローマ13:1 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。
パウロは「上に立つ権威に従うべき」と言いました。この言葉はこれまでも間違って受け取られてきました。「上に立つ」ということの理解です。しかしここでパウロがいっていることは「上に立つ人」に従えとは言っていません。上に立つ人はその人の置かれた立場、役割、何によって立っているのか(これが権威です)を十分に自覚しなければなりません。教会でも役についている者は、神様の業を果たすために、神様によってこの役職をいただいています。
そのことをいつも事務局で考えていました。
事務局長に就任した時、管理職会議というものが行われました。そのとき、私たちの執行部の置かれている立場を考えるために会議を図式化しました。「課題」「方向性」「やること」を表にして会議の方向性を目で見る形で示したのです。いまもそれはもっていますが、用いられることなく4年がすぎました。結局、執行部として何が課題でどうするのかを示すことができなかったとおもいます。その後の執行部会議はほとんど評論会になり、会議の結果でアクションをおこすことはできませんでした。
ニュースで「こんな上司はいやだ」というアンケートをしていました。それによると、1位・気分によって言うことが変わる。2位・責任をとらない。3位・自分の間違いを認めない。4位・接する相手によって態度が変わる。5位・飲み会ばかりする、とありました。上に立つ者の果たすべき役割の自覚を思います。
パウロは「人は皆、上に立つ権威に従うべきです」と教えています。上に立つ権威とは神様のみ言葉しかありません。そこに権威があり、そのみ言葉に従うのです。上に立つ人ばかりをみるとき、失望が多いものです。しかし、その人に語られているみ言葉が示されたとき、私たちはそのみ言葉の権威にしたがうのです。だとすると上に立つということは、イエス様のみ言葉を常にいただき、それをしめさなければなりません。教会の役員、全体教会の常議員、執行部のために祈りましょう。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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