マルコ 13:5 人に惑わされないように気をつけなさい
イエス様がエルサレムへ入場したあと、重要な言葉を残されました。そのひとつに「終末のしるし」があります。この世界の最後には次のような「しるし」があると。「戦争の騒ぎ」「戦争のうわさ」「地震」「飢饉」など。しかしそれらを語られる前に、「惑わされないように」と言われたのです。私たちは自分のまわりでおこる出来事に振り回されます。そんなときは一呼吸おくべきだと思います。
いま夏休み期間中で、観光地などは大変な騒ぎになっていることでしょう。こんな時には迷子が多くなります。先週も新幹線の中で「○○くんの保護者の方、8号車でお子様をお預かりしています」とアナウンスがありました。新幹線の中でも迷子になるのかなとおどろきました。まあ迷子になったらジタバタせずにそこを動かないということが鉄則なのですが。
鳴門に渦潮を見にいったことがあります。わりと小さな船にのっての観光でした。小さな船が大きな渦潮に中にはいっていくわけですから、とても迫力がありました。揺れる船から落ちそうになりながらの見学でした。さて、子どもたちが船から乗り出そうとした時に船頭さんが教えてくれました。「万が一海に落ちて渦潮に巻き込まれたら、まっすぐ起立の姿勢をとって動かないでくださいね」と。あたふたと手足をばたつかせるとさらに波をかぶって危険だそうです。じっとして起立の姿勢でいると渦潮の中心の一番安全なところに自然と連れて行ってくれるというのです。
イエス様は「人に惑わされないように気をつけなさい」と言われました。なにか出来事があったとき、ジタバタせずにまずは一呼吸して、祈って落ち着くことでしょう。物事に惑わされない方法は、まずじっとして祈ることです。落ち着いて御言葉に立って生きる時、人に惑わされることはありません。神様を中心に生きているからです。落ち着いてじっと祈っていると、神様のみ言葉の中心に立つことができます。
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