今週は大江教会バザーがやってきます。私にとって教会でバザーをするのは久しぶりです。25年ぶりでしょうか。とにかく緊張と楽しみとが半々です。
今回バザーに石巻河北の復興物産品の販売をさせていただきます。昨年1年間に出会った多くの方の中に、漁業関係者や農家の方々がおられます。いまやと漁業も復興されつつあり、少なくなった家族総出でわかめ、昆布を収穫しておられます。その姿を見た時、被災地から帰ったとも関係を持って支援をしたいと考えていました。赴任してきたところは熊本だったので、東北から一番遠いところに来たことになります。こんな遠いところからどんな支援ができるか。それがバザーでの復興物産品の販売になったのです。快く引き受けてくださった教会の方々に感謝しています。
11月の初めに被災地に買い付けにいってきました。はじめは選んで買ってこようと思っていました。しかし、実際は選べませんでした。みんな復興物産品だからです。こちらが選んで買ってくるというのがどうしてもできませんでした。ということで、物産の担当者の方に選んでいただくことにしました。すると一つ一つの製品に、震災からどうやって立ち上がってきたか、それを乗り越えてこの製品があることを教えられました。まさに全国の人々の協力、立ち上がることを支えてきた支援活動、ボランティアの思いを切々と感じました。
特に「わかめ・こんぶ」の生産者は、卒業アルバム復興にもお手伝いしていただいているお母さん方がやっておられます。家も土地もすべて流され、それでも卒業アルバムを支えにこれからも生きていきますという方々の製品です。大江教会のバザーでそれを販売できることに神様の導きと祝福を覚えます。ここでもイエス様が寄り添っておられることがわかります。バザーの中の小さな区画ですが、ぜひお立ち寄りください。そして食べてください。こんなに美味しい絆はないはずです。