『神様のクレヨン5』の校正がやっと終わりました。自分の文章を再度読むということは苦手です。ということは校正の段階になると、いつも遅れてしまいます。『まえがき』は1年前にいただいていたのに。
今回の『神様のクレヨン5』は、2007年~2011年までの週報エッセイです。この5年は「変化」の5年でした。広島教会での最後のまとめ、東京への単身赴任、事務局長として4年、しかも最後の年には「東日本大震災」がありました。校正のために改めて読んでみますと、よくこんなに激動を乗り切ったなと言う思いです。現場の教会から事務局へ、地方の視点から全国の視点へ。各個教会の視点からルーテル教会という教派の視点へ。東日本大震災でが、キリスト者としての視点で。その役割の変化に戸惑っている様子もわかります。しかし、視点は同じだったなと思います。それは「みことば」というものです。
そして、また現場に戻ってきました。『神様のクレヨン』の6巻目を書いています。またまた変化ですが、この変化は楽しいものです。事務職の中で書かれたものには、人との関係があまり出てきません。事務局の机の前であれこれと考えながら書いてきたからです。いまは現場があり、毎日人と出会っています。人と出会うということは、その方の信仰と出会うことです。そこに神様の恵みと祝福を見出すことができます。み言葉に生かされているその「み言葉」に出会うことができます。自分はこれを感じたかったのだと思います。「立野という牧師は、現場に立った時にはじめて牧師になる」と言ってくださった先輩牧師がおられます。自分が本当に生かされている場所で生きることが神様の恵みです。
さて、印刷屋さんに今週原稿が届けられます。いよいよです。本という形になるまでもう少し。緊張と不安で待つ時間です。でもこの時間が一番好きです