本日は「受難主日」の礼拝です。教会手帳には2つの聖書日課(福音書)がかいてあります。どちらを使うかは、その教会に任されている主日です。今日の主日の名前は2つあります。「枝の主日」「受難主日」です。枝の主日は「棕櫚主日」とも言います。この日をどちらにするか、教会がどこにポイントを置くかで決まります。
「枝の主日」を用いる教会は、エルサレム入場のとき棕櫚の葉を用いて「ホサナ、ホサナ」といって主をエルサレムに迎えた記事が読まれます。受難週の始まりがポイントです。そして聖週へと進んでいきます。クライマックスは聖金曜日の礼拝となります。また。「受難主日」を用いる教会は、主の十字架を心に刻むことがポイントになります。読まれる福音書も十字架の出来事を中心に長い箇所を読むのです。
それでは私たち大江教会はどちらにするのでしょうか。今回はどちらでもない礼拝を企画しました。エルサレム入場から聖金曜日までの1週間を、礼拝の1時間でたどる礼拝を行います。それは何?と言われそうですが、今日の礼拝堂にはイエス様の最後の1週間が設置されているのです。なつめやしの葉、過ぎ越しの食事のテーブル。洗足された桶。十字架。釘。そしてDVDでは「十字架の道行」の13留を、モーツアルトのレクイエムを聞きながら観ます。この聖週に何があったのかを知っていただきたいと企画いたしました。
私はいつも五感を使った礼拝をすること目標としています。とにかく感じてほしいのです。体全体でイエス様の十字架を感じていただきたいと願っています。礼拝後どうぞその手で触れてみてください。礼拝は聖書を勉強する場ではなく、イエス様が今日もここにおられることを感じる場です。皆さんに様々なところから語りかけてくださるみ言葉を受け取る場です。そんな楽しい礼拝を今後も行っていこうと考えています。次は何があるか、そう思うだけで楽しくなっていただければいいです。