私たちのもとから、また一人の大切な兄弟を天に送りました。私たちの愛する本郷一也兄は、2013年4月23日(火)午前8時、突然天に召されました。急性心筋梗塞でした。24日が56歳の誕生日でした。その1日前に天に召されました。あまりにも早い出来事でした。ここに集っておられる方々でさえ、天に召されたと聞き「本当に」という驚きしかないことでしょう。もし、この棺を揺り動かすことで目をあけていただけるのであれば、もう一度語りかけたい言葉をみなさんがお持ちのことと思います。
本郷一也兄が天に旅立っていかれるのは、誰も知ることはできませんでした。しかし、本郷さんご本人だけは知っておられたのではないかと思います。最後にお会いしたのは23日でした。朝の礼拝に参加され、映画を見て、友達と食事をし、たまっていた本代を精算し、夜にはお世話になった方々に電話をされています。部屋もきちんと片づけてあったそうです。準備を整えていかれたのです。無意識だったかもしれません。
教会が大好きな本郷さんでした。イエス様が本当にすきな本郷さんでした。九州学院のつながりを大事にされる本郷さんでした。きっと天国へ帰る旅も楽しんでおられることでしょう。ある作家の言葉に「この旅は帰るところのある旅である。帰るところがあるから楽しくてしかたないのだ」というものがあります。車が大好きだった本郷さん、天国への帰る旅も、神様の祝福のなかで確実に天国へのドライブも楽しんでおられることと思います。本当にご苦労様、ありがとうを伝えたいと思います。
矢沢永吉一筋、焼きそばは毎日でもいい。同じレーズンパンを食べる。青いジャケットにジーパンのスタイル。そしてなによりタバコが大好き。「I Love Jesus」のストラップ。どれを思い出しても優しい、微笑の本郷さんしか思い出せません。お年寄り、子どもたちに優しかった。笑顔が素敵だった。ちょっと不器用だった。愛される人だった。イエス様に愛された信仰者でした。青い缶だけが教会に遺されました。