ヨハネ 5:14 あなたは良くなったのだ。もう、罪を犯してはいけない。さもないと、もっと悪いことが起こるかもしれない。
そこに行ってみて初めてわかるということがあります。聖書に書かれている内容も、行ってみてわかることがあります。まず気候や、生活、社会情勢、土地柄なども日本とはかなり違います。もっと言えば2000年前のイエス様の時代では、生活そのものが違っていたかもしれません。しかし、建物の作りや位置関係などは発掘調査でほぼわかっており、そこに立って聖書を読むと、よりリアルにイエス様の言葉が聞こえてくるのです。
イエス様は「ベトサダ」の池で病気の人を癒されます。この池は間欠泉で、たまに水が動くことがありました。人々は池の水が動いた時、一番に入ったら病気が癒されるという迷信を信じていました。そこにイエス様がこられ、「み言葉を信じる信仰」を教え病人を癒されたのです。その日が安息日だったので、ユダヤ人たちに責められることへと発展しました。ところが、病気を癒された人に対して「もう、罪を犯してはいけない」と言われました。これは不思議な言葉です。病気が罪の結果かと受け取れるからです。
「もう、罪を犯してはいけない」という言葉の本当の意味をしったのはベトサダの池に直接いったときでした。この池には5つの回廊があり、その起点には神々の像がおいてあったのです。ギリシャ神話の神やローマ皇帝の像です。人々はこれを拝んでいたと思います。偶像の神々、神話、迷信に惑わされてはいけないと言うのがイエス様の教えです。本当の神様を知っていながら人の手でつくった神様を拝むことを罪と呼ばれたのです。
イエス様は「もう、罪を犯してはいけない。」と言われました。いま自分が何をしているのか、誰と出会っているのか、どこにいるのかを確かめる必要があります。さもないと迷信に振り回されたり、人の手でつくった偶像の神々を拝むことになります。私たちにはイエス様が共にいて下さいます。そのことを常に覚えつつ日々を生きていきたいと願います。
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