礼拝堂で毎朝夕のお祈りをします。誰もいない礼拝堂はとても静かで、落ち着いて祈りの時をもつことができます。これは牧師に与えられた特権ですよね。いつも礼拝堂で祈ることができるのですから。
ところが、最近不思議な音を礼拝堂で聞くことができます。「パチン」という音です。木が割れるような感じです。その音の一つは、本郷一也さんがいつも座っていた前から2列目の椅子から。そして、もう一つは谷口恭教先生がおられたオルガンの前からです。偶然なのですが、それにしてはいつも同じところから聞こえてくるので驚いています。ただ、その音がするたびに何かホッとします。いまここでイエス様と一緒に祈っていてくださっているのだと感じるのです。
私たちにはわからない世界があります。よく言われる霊の世界もそうです。しかし、私たちのわかっている霊の世界もあります。それは「聖霊」のことです。イエス様は「聖霊」のことを「助け主」「弁護者」と言われました。イエス様を助け、弁護する働きをするのです。その聖霊がこの礼拝堂で今日も動いています。とても不思議な出来事として「いまここにおられる」と感じるのです。教会にはこの聖霊が満ちていなければ成長することができません。そしてこの聖霊は求めなければ満ちてくださいません。大江教会がいま何をするべきか、それはこの教会が聖霊で満たされるようにと全員で祈ることです。聖霊の働きの中でこそ「よろこび」「たのしみ」があるのですから。それこそが教会の楽しさなのです。
ペンテコステは教会の誕生日といわれます。これまで「誕生日」と「教会」を一致させて考えることはありませんでした。しかし、考えてみると、聖霊という「神様から教会の命となる聖霊」が与えられた日だと教えられました。今日の礼拝では、神様から与えられた命としての聖霊を受け取る礼拝をしたいと願っています。鳩が舞いますよ!