1コリント 12:14 体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。
お店でも、スーパーでも、コンビニでもうちはこれが売りですという特徴を持っています。面白いお店のキャッチフレーズは「他の店にあるものは、うちにはありません」でした。笑ってしまいました。キリスト教会も何か特徴があればいいなと思います。とくに大江教会の売りは何かを考え、特徴を打ち出していけばもっと楽しい教会になうと思います。土台にはキリストがいて下さるので、安心して個性を伸ばすことを考えていきたいものですが。
パウロは教会を「キリストの体」として語ります。神様が人間に与えられた一つの体に属している部分(手、足、耳など)は、それぞれに多様性があります。そのことは、キリストの体である教会も同じであると教えています。教会の場合も多くの部分があるが、すべては一つの体であるキリストにつながっているのです。いろいろな特徴をもった部分が集まって教会を形成し、ともにキリストの体を建てあげていると教えているのです。ですから、キリストという土台を持っていると言うことを教会は忘れてはいけません。どんなに分裂しそうになっても、教会はキリストにおいて一つです。その意識を大切にしています。
東京駅のデパ地下で、「鳥の唐揚げランキング」という面白いイベントをやっていると聞きました。デパ地下に入っている鳥の唐揚げ専門店5店舗のランク付けをするという企画です。料理人さんなどのプロが採点してランクをつけるという企画で、それを店内に掲示するというものです。主催したのはデパ地下の販売主任でした。かなり冒険だと思います。1位になった店はいいが、5位の店は売り上げが減るのではと心配しました。しかし、ランク付けは順位があっても「ここがイチオシ」という、その店の特徴・ポイントが書かれてあります。それをみて人が集まってくるのです。相乗効果もあるといえます。ですから5位になっても客はくるのです。特徴があるということは、それが好きな人がいるということです。これを全国の教会でやったらどうなるだろうと思いました。大江教会はここが「イチオシ」というものがあるでしょうか。
パウロは「体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています」と教えています。それぞれが大切な部分です。その一つの部分が、その部分しかできない働きをしています。他にができない働きがあつまって一つの体となっています。各部分に特徴があり、なくてはならない。教会も人も、神様からいただいて自分が持っている「イチオシ」をもっと自覚してもいいと思います。
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