教会の看板には、いつも素晴らしい毛筆で説教題が書いてあります。谷口恭彦兄の作品です。ちょっとおかしな説教題でも、毛筆で書かれると何か意味のある説教題に見えてきます。
先週のことでした。朝早く教会の扉を開けようと九州学院の校門から歩いて教会に向かいました。すると教会の看板の前で若い夫婦が、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま何か話し合っていました。「ねえ、この題ってありかね」「あるんじゃない」「でも聖書にそう書いてあるのかな」「読んだことないからわからない」「ちょっと礼拝に行ってみようか。ははは」。という会話でした。その説教題は「ダイエットして天国へ」だったのです。少しでも一般の人の興味をそそればと思い説教題をつけてみたのです。ということは少し目的が達成できたのですね。
最近では説教題を1ケ月分まとめて谷口兄にお渡ししています。いつもすぐにまとめて書いてくださいます。そのご奉仕があるから礼拝後すぐに次週の説教題を掲示することができています。ただ、説教題を書かれるときには「これってどういう意味?」と考えられるそうです。きっと、祈って納得し、理解して書かれるのでしょう。そのような字ですから、人の心をとらえるのだと思います。93歳の兄にしか書けない信仰がにじみ出ている字なのです。
私たちの教会はこれから「外」にむけての宣教を拡大していこうと考えています。教会の維持、管理だけでなく、教会は外にむけて主のみ言葉を発信し、招くことによって教会の使命を果たすといえます。私たち大江教会のミッションは、一人でも多くの人にみ言葉を伝える事、御言葉のもと(教会)に人を招くことです。