マタイ 24: 4 人に惑わされないように気をつけなさい
中学生がつくった格言に「ウソはウソでは誤魔化せない」というものがありました。ウソをつくと、それを隠すためにまたウソをつくようになる。これで人を誤魔化せたと思っていても、それはウソなので、真理からみればすぐばれるということでしょう。人に惑わされないためには、ウソを見破ることのできる力を必要とします。その力は、真理を知っていると言うことです。
イエス様はエルサレム神殿の崩壊を予告されました。これに対して弟子たちが少しあとになって質問をしています。「そのことはいつ起こるのですか」と。するとイエス様の答えは、「人に惑わされないように」でした。戦争、飢饉、地震、つまずき、裏切り、憎み合い、偽預言者の登場。しかし、最後まで信仰によって耐え忍びなさいと教えられるのです。イエス様の再来を信じて、いまの宣教に努めよと言われたのです。
娘たちが小学生だった頃、学校で覚えたのか人を驚かせることを言ったあと、「ウッソ~」と言っていました。人を騙して喜んでいるのです。しかし、騙された方はこの「ウッソ~」を聞くと頭にくるものです。新聞、雑誌をみると、人が騙された事件がよく起こります。それを見ながら「どうして人はこんなにも簡単に惑わされるのか」と思います。私利私欲があればあるほど騙されやすいように思えます。
イエス様は「人に惑わされないように気をつけなさい」と言われました。イエス様のみ言葉から離れたとき、人はどんどん惑わされていくものです。まわりの状況に惑わされないためには、しっかりとイエス様のみ言葉を、自分の内に保つ必要があります。み言葉を内に持ち、最後まで耐え忍ぶ者でありたいと願います。
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