名古屋にある復活教会を訪問してきました。現在は牧会委嘱で伊藤文雄牧師がおられます。伊藤先生とは震災救援活動の同志です。今年中に出版予定の「被災地に立つ寄り添いびと」の相談をしてきました。
4日は名古屋全域で避難準備勧告がでました。なんと大雨が降りました。1時間も強い雨が降り続いたと思ったら、みるみる教会前が川状態になりました。これがゲリラ豪雨なのだと思いました。こんな時はどうするか。まず教会が避難所になりえるかを見に行きました。少し高く作ってあることを確かめました。次に、なにかあったらすぐに教会を地域に開く準備はしました。休憩場所あります。避難できます。などを告知する。教会には広い場所があるので、すぐに避難所として使用できるのです。
これは、東日本大震災のときの反省があります。あの日、私たちの教会はどれくらい地域に向けて教会を開けたかです。救世軍の教会は、まず帰宅難民のために教会を開き、2000人分の給食を用意したそうです。次にペットボトルの水を用意。そして歩いて帰る人のために地図を何百枚とコピーしたといいます。帰宅できない方は教会に泊まる準備をし、次の日の朝まで教会を解放したのです。常日頃の準備があったのでしょう。また、仕える心の準備ができていたのです。災害がおこったときには、教会で安全が確保できるのであれば、教会はその扉をいち早く開くことが最初の支援となります。
はたして、東京のルーテル教会はどうだったのでしょうか。はっきりと調査したわけではありませんが、いくつか確かめたところでは、教会の扉には鍵をかけてあったと言います。なぜ教会の扉には鍵がかかっていたのでしょうか。その真意をいつか確かめてみたいと思います。地域に開かれた教会を私たちもめざしています。地域とつながっている教会になっているでしょうか。まず自分の教会を見つめなおしています。