今年の目標は「2冊の本の出版」でした。1冊目は「神様のクレヨン5」として出版できました。なんとかもう1冊ということで準備をしていました。先週やっと執筆をまめ出版社に原稿を渡すことができました。なんとか目標が達成できそうです。
26歳で牧師になった時、自分の色は何かを考えました。自分しかできないことをやりたいと思いました。そこで始めたのが週報にエッセイを書くことでした。どうせやるなら引退まで毎週書くということでした。さらに、5年ごとに1冊の本にすること。その本はいままでにないキリスト教のエッセイ集になるように。それで何をしたかったのかといえば、イエス様のみ言葉を楽しくわかりやすく、キリスト教会の周辺におられる方に届けると言うことでした。その点だけはまげないで出版してきました。一人でも多くの人に届けたいと願い、全て自費出版にして格安で配布を目指したのです。これまでよくできたなと感心です。神様の導きに感謝しています。
ところが今回の出版は今までの本とは違います。自分でもこの出版に不思議な導きを感じています。出版準備中の本は「被災地に立つ寄り添い人」です。東日本大震災救援活動をまとめた本になりました。講演記録、出会った人々、被災地での聖書黙想、被災地エッセイなどが内容です。そこに身を置いたから書くことができました。毎日書き続けたからこそ原稿がそろいました。2年半経ってはじめて原稿に向かうことができました。やっと心の整理もできたからです。編集作業をしながら、やっぱり涙が流れました。それを乗り越えるまでに時間がかかったのです。
被災地に身を置いて書かれた本ですから、そこにおられるイエス様を探す内容でもあります。この本を出版することで、またひとつ新しい自分、新しい牧師が生れたように思います。ドキドキしながら出版される日を待っています。