マタイ 9:2 イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、『子よ、元気を出しなさい。あなたの罪はゆるされる』と言われた。
小さな奇跡というものは、常に普通に起こっているものです。私たちがそれに気がついてないだけで、今日お命を与えられてこの朝礼拝に集う事が出来るのも奇跡です。昨年は九州学院ブラウンチャペルで672人のクリスマス礼拝ができました。これを奇跡といわないで、何と考えればいいかと思います。その中でも小さな奇跡がたくさんありました。今年は神様の奇跡を数えて感謝する年にしたいと願っています。奇跡を探せば必ず起こるのですから。
イエス様は一人の中風の人の癒しをされました。しかし、この癒しは特別な形でした。いつもならその人との対話があり、信仰をみられます。今回は、この人ではなくこの人を連れてきた人々の信仰を見られたのです。ここに奇跡があります。病気が治ったということだけでなく、人々がイエス様のもとに苦しみ悩む人を連れてきたのです。このことによってイエス様の奇跡がおこるのです。そのきっかけが何だったか。中風の人がどんな人だったかは聖書には記されていません。しかし、きっとこの人と、周りにいた人々のつながりがきっかけだったと思います。
ある時、30代の男性が礼拝にこられました。その方は、「わたしが教会にくるようになったのは、神様が最初から計画されていたのだと思います」と言われました。初めて教会にこられた方の言葉でしたのでビックリしました。しかしよく聞いてみると、彼のまわりにはクリスチャンがたくさんおられたそうです。しかも「わたしは祈られていたのだと思います」と言われました。その言葉どおり、神様が彼を導かれたのだと信じることができました。
聖書では、イエス様が中風の人の信仰をみられたのではなく、その人を連れて来た人達の信仰をみられたとあります。私たちの信仰で、あなたの愛している人が救われるのです。イエス様に私たちの信仰を見ていただき、イエス様が導いてくださることに感謝しましょう。
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