ルカ 11:2 祈るときには、こう言いなさい。「父よ、」
年末年始にある芸能人の方の親子関係で大きなニュースになっていました。DNA鑑定をしたら親子関係が99.9%ないことがわかったと。そのニュースばかりだったので、なんだかさみしいなと思いました。親子って何だろう。いまごろなんでそんなことが問題とされるのだろう。子供を巻き込んで何になるんだろう。家庭の中を泥仕合にしたててどうしてみんな楽しんでいるんだろうとか。やっぱり血のつながりが一番大切なのでしょうか。
イエス様は、弟子たちの願いにこたえて祈ることを教えられました。どのように祈っていいかわからなかったからです。弟子たちの「祈りを教えてください」という切実な願いをきかれたのです。その時、教えられた祈りが「主の祈り」です。この祈りは始めに「父よ」と呼び掛けがあります。神様を「父」と呼んでいいと言われたのです。自分の父を呼ぶように、語りかけてよいと。この一言に祈りの奥深さを感じます。
今月、違う人から同じ言葉を聞き喜んでいいます。1人はパレスチナ・ベツレヘム・クリスマスルーテル教会のミトリ・ラヘブ牧師、もう1人はロサンゼルスにある復活ルーテル教会の信徒の方からです。その言葉は「わたしたちは兄弟」というものです。再会の時は「古い友人」だったのですが、最後は「私たちは本当の兄弟」と言ってもらえました。しかもミトリ・ラヘブ牧師からが「母さんは違うけれど、父は天におられて同じだ」と。これをロスの方にお話したら、また大喜びされて「私たちも違う母だが、同じ天の父の兄弟だ」と。神様を一つとしたつながりの素晴らしさだなと思います。
イエス様は弟子たちが祈る時、神様に「父よ」と呼びかけなさいと教えられました。神様を「父」と呼んでいいと言われたのです。心から「父よ」と呼びかけなさいと。神様を「父よ」と呼びかけているすべての人たちは、全員が兄弟姉妹となります。主の祈りをとおして「わたしたち」の交わりはどうすればいいのかも教えていただけているようです。
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