ルカ 24:49 わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。
どこの家庭でも「テレビ」で問題が起きることが多いようです。ある時、我が家では娘たちに「今日から一週間テレビを見ません」と誓約書を書かせました。しかし、それでは同じことの繰り返しになると思い、約束を破ったときにどうするかも書かせたのです。そして出来上がった誓約書は、「今日から一週間テレビを見ません。もし見たら家を出ていきます」と。家を出て行くほどの決意はないだろうし、親としては三日もてばいいと思っていました。ところが、なんとこの約束を守り通したのです。約束。それは破られてはならないものです。私たちは神様とどんな約束を交わしているのでしょうか。神様は私にどんな約束を与えて下さっているのでしょうか。
イエス様は天に昇られる前に弟子たちを祝福されました。弟子たちはこの時大喜びしています。イエス様との別れの時がきたのですが「父が約束されたものをあなたがたに送る」と弟子たちを励まされたのです。この約束の成就が聖霊降臨の出来事へつ続いていきます。弟子たちはイエス様の言葉を受け、守られる約束を信じたのです。
最も尊敬している先生が教えてくれたことがあります。人生にとって一番大切なことは「約束を守る」ということだと。それは自分でコントロールすることができると。約束し、それを守ることで信頼関係は強いものになっていくと。どんな小さなことでも、約束を守ることによって自分自身の内に誠実さが育成され、自制心と自分の人生に対する責任を引き受ける勇気と力がわいてくるのです。ですから一番してはいけないのは「約束を破ること」であり、「できない約束はしないこと」です。約束を守ることは誠実さを勝ち取ることでもあるのです。できない約束をしたことはなかったか。また守ることを恐れて約束できることを約束しなかったことはなかったか。自分に誠実さを問いかけまがら生きていく。これが先生の教えでした。
イエス様は「父が約束されたものをあなたがたに送る」と言われました。そして聖霊を送ってくださいました。神様の約束は破られることはありません。新しい日に神様は私たちを何を約束してくださっているのでしょうか。必ず実現する約束があるはずです。それを信仰によって受け取っているかどうかです。神様の約束を確認して新しい日を迎えたいと思います。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>