新学期もはじまりました。九州学院はグランドが人工芝になり、牧師室から眺める景色も新しくなりました。グランドを走る生徒さんたちもどことなく生き生きとしているようにみえます。
我が家でも今月は家族配置に変化がありました。やっと単身赴任が終了することになりました。学齢期の子どもがいたこともあって、この数年は牧師には珍しく単身赴任でした。これまでは私の年齢で事務局に勤めることはなかったのでしょう。事務局長に召された時に単身赴任がはじまりました。生活も月金の働きとなり、一人の土曜日がとてもつらかったことを思い出します。しかし、神様はそのことを通して「信徒」の目で教会を眺めるというチャンスをいただきました。
やっと東京で一緒に生活を始めたそのときに東日本大震災がおこり、再び単身で宮城県に派遣されました。これもまた厳しい日々でした。東京に帰っても事務局の仕事があり、家に帰らずに再び被災地へむかうという生活でした。そして熊本へ。すべては祈って選択した道でしたので、私自身は納得してのことでした。しかし、家族は大変だったと思います。この6年間で5回の引っ越しがありました。三女は高校入学の頃でしたので、広島から東京の学校に受験。家族としても大きな転機でした。しかし、神様はその場所で大きな恵みをくださいました。家族の経験としても大切な6年でした。ようやく、この移動がひとまず止まります。少し落ち着いて家族としての時間が持てます。その中でも子どもたちの自立を応援することになります。
イエス様は「人の子は枕するところがない」と言われました。しかし、私たちはイエス様がおられるところで居場所を見つけることができます。イエス様は私たちのところにいつもおられるので枕するところがないのでしょう。新しい生活がはじまります。