思いがけないことは、突然やってくるのだと思います。これまでもいくつかの本を出版してきました。とくに何か賞を頂くのを目的としてきたわけではありません。神様のみ言葉を一人でも多くの人に、しかもわかりやすく伝えるのが目標でした。牧師になるとき、自分に与えられたミッションはこれだと思っていました。
今回の「被災地に立つ寄り添いびと」の出版は、一つの使命をもって出版しました。見たこと感じたことを素直に書くということでした。キリスト者として被災地に身を置くこと。そこからみえてきた神様の働きを伝えたかったのでした。この本がどのように受け取られ、キリスト者だけでないところに届くかを考えていました。牧師が出版する本はどうしてもキリスト教世界を出ることが少ないことも知っていました。なんとかそうでない方々にも読んでほしいと神様に祈っていました。すると突然、神様からの恵みが届きました。私にとっては軌跡でした。
先週出版元のキリスト新聞社からメールが届きました。「朗報です! 貴著『被災地に立つ寄り添いびと』が「日本図書館協会選定図書」に選ばれました!選定図書とは、同協会の選定委員(各専門分野から約50名)が新刊書籍に目を通して選考されるとのことで、選定された書籍は、全国の図書館の蔵書とするにふさわしい良書と認められたということになります。全国の図書館様でお取り扱いいただくようになるかと思います。」と。ええっという感じです。前著「神さまのおべんとう箱」AVACOはキリスト教本屋大賞9位を頂いたのですが、それを超える奇跡です。
神様が祈りをきいてくださり、より多くの方にみ言葉を届けるチャンスをくださったのでしょう。ひたすらに書いてきたことがよかったのでしょうか。書くことはたくさんありましたが、すべては神様がくださった恵みを探しているだけのことでした。これからも、神様のめぐみのみを書き続けていきたいと思います。感謝。