「本のひろば」7月号に。拙著「被災地に立つ寄り添いびと」の書評が記載されました。なんと恩師:賀来周一先生が書いて下さったのです。私にとっては夢のようなことでした。「本のひろば」は無料で配 布されるキリスト教書評誌です。神学生の頃、この小冊子が出るのが待ち遠しかったのです。そして、この小冊子に自分の本の書評が記載されるのが夢でした。なんとその夢がかなったのです。しかも、2年前には1頁めの「出会い・本・人」にエッセイを載せていただきました。なんという幸せ。
先生は書評で「被災地の支援は、小さなキリストになることから始まった。本書はその汗と涙の記録である。働きの実りは一年後の3月11日、支援を受け入れてくれたお礼のため仮設住宅を一軒一軒廻るスタッフが差し出す花に添えた言葉「何もできませんでした」に応えて、しっかりと手を握った上で返ってくる「ありがとね」に集約されている。災害直後の支援の対象者は、来る日も来る日も避難所で朝は菓子パン、昼はコンビニのおにぎり、夜も同じような冷たい弁当を食べ、「早く人間になりてぇ。このままじゃ、動物になってしまう」と言うおばあさんであり、津波が押し寄せた小学校の前で孫の赤いランドセルを眺めながら、「牧師さん、あの子は見つかるよね」と語りかけるおばさんであり、「海さ、悪ぐね。今まで海からいっぱいいっぱい、恵みを受けてきたさ」と言いつつ海をじっと眺める漁師さんだった。」と書いてくださいました。
賀来先生が隅々まで本を読んで下さったことがわかりました。書評を書くということは大変だと思います。しかし、この書評によってさらに多くの方が「被災地に立つ寄り添いびと」を読んでいただけると思うと、神様の導きに感謝しました。
神様のみ心にかなった祈りは必ず聞かれる。いつもそう思います。礼拝堂の整備もその一つでした。夢に続きは何でしょうか。やっぱり100人礼拝100人受洗1000人礼拝。