「一つの変化がうねりを起こす」。これは日本YMCA同盟中期計画「YMCAブランドの再生」に書かれてある言葉です。「一つの変化」といえば、私たち大江教会もこの数年「変化」を進めてきました。変化のない団体が、変化を求めなくなった時、その団体の存在意義は何かを問われるような気がします。
2年前の大江教会就任式で小泉基牧師(現教区長)は、「大江教会は眠れる獅子」だと言われました。いつから眠ってしまったのか、獅子が起きたと感じられることは何か。それを考えてきました。YMCAの計画にも「眠れる獅子を起こす」(Waking up the Sleeping Giant.)と書かれてありました。大江教会の賜物を発見し、それを生かす。さらに大江教会の可能性を探り集中していくことだと思いました。教会の玄関に立って見渡せば大江教会が与えられている「宝」の大きさに驚きました。眠っている獅子を起こすことは大変なことです。しかも恐ろしいことでもあります。しかし、獅子が起きた時、大きな宣教のうねりがまたやってくるのです。
YMCAの計画書の中に次の言葉を見つけました。「全部はできない。しかし、全部に通じる」「新しいことはしない。しかし、新しくする」。この2つがYMCAの基本姿勢です。あれ~先に言われちゃったと思いました。私が大江教会で目指しているものも同じことです。「新しくする」。ここに「変化」があります。教会が変化していく。一つの変化が大きな宣教のうねりを生み出します。そしてすでに大江教会には動きが見えてきています。礼拝出席の平均が昨年の1.5倍になりました。今年100人礼拝がすでに3回も行われました。受洗者も与えられました。
眠れる獅子は起きたでしょうか。それは皆さんが一番わかることでしょうね。