35年ぶり?に阿蘇山荘に宿泊した、九州教区の中高生キャンプも無事に終わりました。台風11号が接近する中、時々雨模様でした。テーマが「主よ、その水をください」だったので、神様が「水」にこだわってくださったのかもしれません。だたし、キャンプ長としては、事故、怪我、災害がなくて本当によかったです。
さて、阿蘇山荘は懐かしい場所でした。高校生時代に毎夏ごとに3年を高校生キャンプに通いました。あのころは九州の各地から100名をこす高校生が集まっていました。高校2年生から実行委員会に入り、高校生だけですべてを準備していました。たしか、雨や台風の備えなどもしていたお思います。テーマを自分たちで決め、聖書を学び、キャンプを企画する。そんなことを高校生がやっていたのだと思うと、なんだか奇跡のように思います。それでもなんだかんだと問題はあったなと思い出しました。
今回は台風11号の接近でした。中高生キャンプはなんとかできるという判断はできました。しかし夏期聖書学校はどうするか。時間ごとに台風の進路を確かめ、速度をみていました。この速度なら、この進路ならできるかもしれない。そう思う時もありましたが、私には東日本大震災支援活動から学んだことがありました。「結果オーライで考えることは危機管理にあってはならない」というのです。結果がよければすべては赦されることはない。少しでも危険があると判断したら勇気をもって中止すること。これは人の命をどうかんがえているかにも通じます。キャンプの主催者は、神様から頂いた大切な命をキャンプ中に預かることになります。その命を考え夏期学校は中止しました。
すべては祈りによって判断する。その日のみ言葉に聞き、祈る。その時に必ず神様は答えてくださいます。何を大切にするか。神様ははじめからわかっておられるからです。